本ブログでのエントリは実に1年ぶりになりますが、Windows phoneについて、つらつらと書いてみます。
今年のスマートフォンを振り返ってみると....
- まずはiPhone 3GSの発売。
スマートフォンという括りでは無いかもしれませんが、秀逸な操作性、優秀なブラウザといった土台に、数々のアプリケーションが登場し、まさに一強。
個人的には日本語環境下でのiPhone 3Gは使えない端末だったんですが、3GSになってからはメイン機として活躍してくれました。一つの端末をこれだけ長い期間使用したのは初めてですね。
- 次に国内では初となるAndroid端末HT-03Aが発売。
Googleのスマートフォン向けプラットフォームの日本語対応版が登場。荒削りな部分も多々ありますが、国内のデベロッパも多く今後の成長が楽しみなプラットフォームです。
- 海外に目を向けるとwebOSを搭載したPalm Preの登場。
勢いで国内では電話として使えないSprint版を購入してしまいましたが、トランプを操るようなタスク管理UI、各種クラウドと同期できるPIMなど非常に面白いデバイスです。
- Windows phoneは6.5が登場
DocomoからT-01Aが登場し、年末に同型のX-02Tがソフトバンクから、スタンダード版のX-01SCが発売。来年初頭にはDocomoから前面キーボードのPro端末のSC-01B、WillcomからW-ZERO3の血族のHybrid W-ZERO3が登場予定です。端末としては6.5になった年末から充実してきた感があります。
Marketplaceのローンチなど、新しい取り組みを行っているWindows phoneですが.....はっきり言って今のWindows phoneは面白くない。基本的にPocketPC2000の延長であり、iPhone、Android、webOS等のプラットフォームが新規に開発されているだけに比べてみるといささか古臭い。
愚痴っぽくなってしましましたが、2010年は、Microsoftがコンセプトとして提唱しているThree Screens and a Cloudの一翼を担うWindows phone7が登場予定。2009年の大晦日で過去の決算と言うことで、(多少ネガティブではありますが)現在のWindows phoneに不足している部分をまとめてみます。来年のエントリでWindows phone7にこうなって欲しいというポジティブな妄想をしてみようかと。
- Windowsの”サブセット"からの脱却
PocketPC時代のコンセプトの一つが”PCコンパニオン”。少々口は悪いが、メインにPCが据えられた、所詮は添え物。
PCのスクリーンサイズやCPUパワーでしか実現できないものも確かにありますが、逆にモバイルでしか成しえないものもあります。
Windowsとは別の(ブランド名としての”Windows”の利用はあったとしても)独立した一個のプラットフォームとして、"モバイル"をきちんと考えて行く事は必須でしょう。
- Office Mobile
Microsoftの看板であるOfficeのモバイルでの利用も、更なる充実が必要。
少なくとも閲覧レベルではPCと同等の表示ができること。あとはOfficeファイルに手書きでコメントを追加できる、PCに近いレベルでのOneNoteの使用・同期など、モバイルならではの使い方を実現して欲しいです。他社が追随できない部分なので是非充実させて欲しいところ。
- WEB
モバイルの小さいスクリーンでPCと同等の表示というのは無理があるのは確かですが、iPhoneの凄さはSafariの用にPCサイトにある程度快適にアクセスできること+iPhone向けに特化したサイトが多いこと。iPhone(やAndroid)ではメジャー系サイトが専用ページを容易することで更に利用価値が上がっています。
残念ながらWindows phoneのWEBブラウジングは、お世辞にも快適とは言えません。
標準ブラウザであるIEの徹底的な強化と最低限ご本家サイトのWindows phone専用対応くらいは必要。あと最早スマートフォンでは標準機能となっている地図アプリくらいは標準アプリケーションとして追加して欲しいところ。
- クラウド、サービスの整理
予定表を例にとると、Microsoftの予定表に関連するものってかなりの数があります。サーバー系ではSharepointの予定、Exchangeの予定。クライアントでいうとOutlook、Windowsカレンダー(Windows7からはLiveメール)。クラウドではLiveカレンダー、モバイルだとMyPhone(これはバックアップ)
一体何を選べば良いんでしょう? 大幅にリファインするのを機会にモバイル観点だけでもシンプルに整理して欲しいですね。
- 決済
アプリケーションの購入はクレジットカードが基本ですが、X-boxで利用されているプリペイドカードが折角あるので、こういった既存の決済手段への対応があると、ぐっと身近になるかも
- 端末
コンシューマ向けにメディアプレイヤーやゲームを重視するのであれば、高速なCPU、最低限8GB程度の内蔵ストレージ、高速描画が可能なハードウェアは必須。あとはハードウェア仕様を、かなり明確にしないとこの端末ではこのアプリケーションが動かない等、悲しいことになっちゃいます。
少なくとも数年はMicrosoftの強いイニシアティブが必要でしょうね。
- 開発
流石に前世紀のWin32による開発はご勘弁を。Windowsとの開発の共通性を重視するのであれば.net Compact frameworkの大幅な拡張は必須。
あとはWIndows phone独自機能の完全サポート、描画ライブラリの強化、Mobileでは無視され続けた本家クラウドの開発ライブラリの提供など、近代的な開発環境へシフトして欲しいところ。
というわけで、今年初&最後のエントリーは渋い感じになっちゃいましたが他のプラットフォームが完全である訳ではなし、Windows phoneもこれから面白くなる可能性もマーケット上での余地もまだまだ存在しています。
来年こそ、反撃の狼煙を高々とあげ勢いのあるプラットフォームになって欲しいものですね。
今年はtwitterでのポストで何となく満足してしまってblogエントリーは壊滅的でしたが、来年はぼちぼちやって行きたいと思います。
最後に、本年もお世話になりました。来年も宜しくお願いしますm(_ _)m




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